地域ごとに異なる味覚 ― ベトナム味覚マップなぜ北部は塩味、中部は辛味、南部は甘味を好むのか

ベトナム料理は一つの国の中でも、地域によって味の傾向が大きく異なります。北部・中部・南部、それぞれの地域には、気候や歴史、生活環境に根ざした味覚の特徴があります。

北部の料理は、比較的塩味が中心です。素材の味を生かす調理法が多く、味付けは控えめで、魚醤や塩を使ったシンプルな味が好まれます。寒暖差のある気候の中で、保存性を高めるために塩を使う文化が根づいたことも理由の一つとされています。

中部の料理は、辛味が強いことで知られています。唐辛子を多く使い、濃い味付けが特徴です。中部は土地が痩せ、食材が限られていたため、少量の料理でも満足感を得られるよう、味をはっきりさせる工夫が生まれました。

南部の料理は、甘味を好む傾向があります。温暖な気候のもと、砂糖やココナッツなどの甘みのある食材が豊富で、料理にも自然な甘さが加えられます。

このように、地域ごとの味覚の違いは、ベトナムの多様な食文化を形づくる大きな魅力となっています。

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