初めてフォーを食べたとき、和食のだしによく似ている、と不思議に思ったことがありました。
透き通ったスープなのに、ひと口飲むとしっかりとした深みを感じること。どこか、おいしい味噌汁やうどんのだしを飲んだときの感覚に似ています。
ベトナムの料理なのに、どうして日本人の口にこれほど自然に合うのだろう。そんな疑問を持って調べてみると、答えは味の作り方そのものにありました。

だしとフォー、うま味を引き出す共通の考え方
和食のだしは、昆布やかつお節、干し椎茸といった素材から味を引き出してつくられます。
一方、Viet Origin ベト屋のフォーのスープは、牛骨・豚骨・鶏ガラの3種類を14時間以上じっくり煮込み、そのあとに玉ねぎや生姜、大根などの野菜を加えて約3時間かけて仕上げています。
使う食材はまったく違います。それでも「素材そのものから自然なうま味を引き出す」という考え方は、驚くほどよく似ているのです。
同じ味を目指しても、たど王道は違う
ただし、そこへたどり着くまでの時間はまるで違います。つまり、だしとフォーは同じ目的地へ別の道で向かっているのです。
だしが数分から数十分で仕上がるのに対して、フォーのスープは一日近くかけてゆっくり育てる料理です。長時間煮込む間も、浮いてくるアクを丁寧に取り除き、余分な脂をすくいながら、火加減を細かく調整し続けます。
だからこそ、見た目は澄んでいるのに、飲むと確かな深みが残ります。ここに近道はありません。
くわしい工程については、14時間煮込むスープの作り方でも紹介しています。
だしのように軽やか、毎日でも飲みたくなる理由
フォーを食べていて、思ったより軽い、と感じたことはありませんか。
理由のひとつは、Viet Origin ベト屋が化学調味料をいっさい使っていないことにあります。味を支えているのは、骨と野菜からゆっくり引き出した自然なうま味だけです。そのため飲み進めても重たくならず、最後のひと口まで気持ちよく飲み干せます。
さらに、乾麺ではなく生フォーを合わせることで、なめらかな口当たりとスープとの一体感も生まれます。この組み合わせについては、おいしいフォーの秘密でも触れています。
まずは何も加えず、ひと口だけ
フォーが運ばれてきたら、香草やライムを加える前に、まずスープをそのまま飲んでみてください。

素材そのものが生んだ味を確かめてから、お好みで少しずつ変えていく。その変化を追いかけるのも、フォーならではの楽しみ方です。
東京でお店を探している方は、東京で本場フォーを楽しむガイドもあわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
Q. フォーのスープは何から作られていますか?
A. 牛骨・豚骨・鶏ガラの3種類を14時間以上煮込み、そのあとに野菜を加えて約3時間かけて仕上げています。
Q. フォーのスープに化学調味料は使っていますか?
A. いいえ。Viet Origin ベト屋では化学調味料を使用せず、骨と野菜から引き出した自然なうま味だけで仕上げています。
Q. どうしてスープが澄んでいるのですか?
A. 長時間煮込みながら、アクや余分な脂を丁寧に取り除いているためです。
Q. 和食のだしとフォーのスープ、味は似ていますか?
A. 素材は異なりますが、素材から自然に味を引き出すという作り方は共通しています。そのため、和食に親しんだ方にもなじみやすい味わいになっています。



















