ベト屋の物語|なぜ東京で本場のフォーを作り続けるのか

「なぜ、東京には本物のフォーがないのか」

2018年、ベトナムから東京に移住したBetoya Foodsの創業者はそんな疑問を持ちました。

東京には世界中の料理があります。フランス料理、イタリア料理、タイ料理、インド料理——どれも高いレベルで楽しめる。なのに、ベトナム料理だけは「本場の味」に近いお店がほとんどない。

特にフォーは深刻でした。実際、東京でフォーを提供するお店の多くが、乾麺を使い、化学調味料で味付けしたスープを出していました。ベトナムで食べる「あの味」——骨を長時間煮込んだ澄んだスープ、もちもちとした生麺、スパイスの奥行き——結果として、その体験は東京ではほとんど得られなかったのです。

「だったら、自分たちで作るしかない」——それがベト屋の始まりです。

ブランド名「ベト屋」に込めた意味

「ベト屋(Viet Origin)」の「ベト」は、ベトナム(Việt Nam)の「ベト」から来ています。また、「屋」は日本語で「〜の店」を意味します。

「ベトナムの店」——シンプルですが、それがすべてです。つまり、飾らない、本物のベトナム料理を届けるという宣言です。

「Viet Origin」という英語名には「ベトナムの本来の姿・原点」という意味を込めています。そして、流行に合わせたアレンジではなく、ベトナム本来の食文化を正直に伝えたい——そのスタンスがブランド名に表れています。

ベトナム料理と一言でいっても、北部・中部・南部で食文化は大きく異なります。ベト屋が大切にしているのは特定の型にこだわることではなく、素材と手間に忠実であることです。

こだわりの「3つのNO」

ベト屋が創業時から変えていない3つの原則があります。

NO化学調味料

スープに化学調味料(MSG)を一切使いません。代わりに、牛骨・豚骨・鶏骨の3種類と野菜・スパイスで14時間以上かけてスープを作ります。手間とコストがかかりますが、「飲み干せるスープ」を作るためには必要なことです。

NO乾麺

全店舗で100%生麺を使用します。乾麺は保存が利き扱いやすいですが、本場の食感とはかけ離れています。だからこそ、毎日仕込みの生麺にこだわることで、「ベトナムで食べた感覚」を再現します。

NO妥協

店舗を増やすにつれて、標準化・効率化の圧力が増します。それでも、スープは14時間以上煮込む、生麺は毎日仕込む——この原則は変えません。9店舗になっても、100店舗になっても、変えるつもりはありません。

2021年から現在まで——7店舗への道のり

一店舗目―築地店

2021年6月、コロナ禍の逆風の中、ベト屋は築地に最初の店舗をオープンしました。そして、創業から数年で、東京・千葉の7店舗に成長しました。

最初の1店舗から始まり、「本場の味だ」という口コミが広がるにつれて、新しいエリアからのオープン要望が増えていきました。築地・門前仲町・人形町という観光エリアから、神保町・本郷・溜池山王というビジネス・学術エリアへ。そして千葉・津田沼への進出——それぞれの街の人々に、フォーという体験を届けてきました。

7店舗それぞれに、そこで働くスタッフと、通い続けてくれる常連様がいます。だからこそ、「このお店があってよかった」と感じていただける場所であり続けることが、私たちの誇りです。

Betoya Foodsが目指すもの

ベト屋(Viet Origin)は、Betoya Foodsが運営するブランドのひとつです。一方、もうひとつのブランド、Viet Kitchen(ベトナムキッチン)は、デパ地下・ショッピングモールの惣菜・弁当として、より手軽にベトナム料理を楽しめる場を提供しています。

Betoya Foodsとして目指していること——それは、「日本にいながら、本場ベトナムの食文化を正直に体験できる場所を増やすこと」です。

フォーは料理ではなく、文化です。例えば、ベトナムの朝の路地裏、屋台の湯気、家族で囲む食卓——そういう記憶と感情を持ち運んでいる食べ物です。だからこそ、私たちが東京・千葉でフォーを作り続けるのは、その文化をここで生きている人々に届けたいからです。

お客様の声

「ベトナムに行ったことがあるけど、ここのフォーはあの時の味と本当に同じだと思いました。スープを全部飲み干せたのは初めてです。」

築地店 常連様

「ランチにフォーを選ぶようになってから、午後が全然眠くならなくなりました。毎週来ています。」

溜池山王店 会社員のお客様

「子どもが初めてフォーを食べたのですが、すごく気に入ってまた来たいと言っています。家族で来られるお店として重宝しています。」

イオンモール津田沼北店 ご家族のお客様

よくある質問(FAQ)

Q. ベト屋とBetoya Foodsの関係は?

Betoya FoodsはViet Origin ベト屋とViet Kitchen ベトナムキッチンを運営する会社です。

Q. ベト屋はいつ創業しましたか?

2021年6月に創業しました。なお、最初の店舗は築地店で、コロナ禍の中でのスタートでした。

Q. フランチャイズ展開はしていますか?

現在、フランチャイズ展開について検討・準備中です。詳しくはBetoya Foodsのビジネスページをご覧ください。

Q. 海外展開の予定はありますか?

現在は日本国内(東京・千葉)でのブランド確立に集中しています。なお、将来の展開については未定です。

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