ブンチャーとは?本場ハノイの食べ方5ステップ

ブンチャー(Bún chả)とは、炭火で焼いた豚肉を甘酸っぱいタレ「ヌクチャム」に入れ、米麺の「ブン」と香草をつけながら食べる、ベトナム北部・ハノイの名物料理です。ちなみに名前は、ベトナム語の「Bún(米麺)」と「Chả(ここでは焼いた豚肉のこと)」から。日本のつけ麺のように、麺をタレにくぐらせて食べるのが特徴で、ハノイの人々にとっては「おふくろの味」のような存在です。

ブンチャーの構成と「3つの器」
本場ハノイでは、ひとつの丼ではなく、いくつかの器に分かれて運ばれてくるのが一般的です。
| 器 | 中身 |
|---|---|
| タレの器 | 焼いた豚肉が入った、温かいヌクチャム。青パパイヤやにんじんの甘酢漬けが入ることもあります |
| ブンの皿 | ゆでて冷ました、丸い細麺のブン |
| 香草の皿 | レタス、シソ、パクチー、ミントなどの葉野菜と香草 |
そして、それぞれの器の主役は次の3つです。
チャー(Chả) – 豚ひき肉を平たくして炭火で焼いたパティと、豚バラ肉の薄切りを炭火で香ばしく焼いたもの。炭の香りが食欲をそそります。
ブン(Bún) – 細い米粉の麺。日本のそうめんのような食感ですが、より弾力があります。フォーとの違いはフォー・ブン・ビーフンの違いで詳しく紹介しています。
ヌクチャム(Nước chấm) – ヌクマム、砂糖、酢、唐辛子、ニンニクを絶妙な比例で混ぜ合わせた甘酸っぱいタレ。各店舗が独自の秘伝の配合を持っています。
また、テーブルにはニンニク、唐辛子、ライムなどが置かれ、自分好みの味に調えます。
ブンチャーの食べ方(5ステップ)
基本は、麺と肉と香草を少しずつタレにつけて食べること。そこで、初めての方は次の順番で試してみてください。
タレを味わい、好みに調える
1. まずはタレをひと口
肉が入ったタレを、最初はそのまま味わいます。甘み、酸味、ヌクマムのうま味のバランスを確かめましょう。
2. 好みで味を調える
たとえば、もっとさっぱりさせたいならライムを、パンチがほしいならニンニクや唐辛子を加えます。少しずつ足すのがコツです。
麺・肉・香草をつけて食べる
3. ブンをひと口分、タレにくぐらせる
ブンを箸でひと口分取り、タレにくぐらせます。全部を一度に入れるより、食べる分だけつけるほうが、最後まで麺の食感を楽しめます。
4. 香草と肉を一緒に
次に、レタスやシソなどを手でちぎってタレに入れるか、麺と一緒に口に運びます。焼いた豚肉、ブン、香草を同時にほおばると、炭火の香ばしさと香草の爽やかさが重なります。
5. 揚げ春巻きも一緒に
ハノイでは、揚げ春巻きを一緒に頼み、同じタレにつけて食べる人も多くいます。機会があれば、ぜひ一緒に試してみてください。
つまり、食べ方のポイントは、タレを「スープ」ではなく「つけダレ」と考えること。麺も香草も、自分のペースで少しずつ。それが本場らしい楽しみ方です。
ハノイの昼ごはんとブンチャー
ハノイでは、昼ごはんの定番として親しまれています。路地の食堂や小さな屋台で、炭火の煙と香りに誘われてプラスチックの椅子に座る。そんな日常の風景に欠かせない一品です。
2016年、アメリカのオバマ元大統領もハノイ訪問時にブンチャーを食べて話題になりました。彼が食事をした店は、今でもハノイの有名店として知られています(参考:ウィキペディア)。
このように、この料理は単なる料理を超えて、ハノイの人々の生活リズムと深く結びついています。昼休みに友人や同僚と一緒に屋台に座り、炭火の香りの中で会話を楽しむ時間は、ハノイの人々にとって大切な日常の一部なのです。
さらに、シンプルな材料から生まれる複雑で奥深い味わいも魅力です。炭火の香り、甘酸っぱいタレ、新鮮なハーブが口の中で調和する瞬間は、まさにハノイの街角にいるような気分にさせてくれます。
Viet Origin ベト屋で味わうブンチャーハノイ
Viet Origin ベト屋では、一部の店舗で「ブンチャーハノイ」をご用意しています。ハノイの味を日本で楽しみたいときに、ぜひ選んでみてください。
ほかのブンのメニューはベト屋のブン、どれを選ぶ?で紹介しています。さらに、タレのベースになる調味料についてはヌクマムとは?をご覧ください。
※店舗により販売メニューや価格が異なる場合がございます。
よくある質問(FAQ)
Q. ブンチャーとフォーの違いは何ですか?
フォーは平たい米麺を温かいスープで食べる料理です。一方、ブンチャーは丸い細麺のブンを、焼いた豚肉入りのタレにつけて食べます。麺の形も、食べ方も異なります。
Q. ブンチャーは辛いですか?
本場では、唐辛子は各自が好みで加えるスタイルが一般的です。なお、ベト屋のブンチャーハノイの辛さについては、ご注文の際にスタッフへご確認ください。
Q. 麺は冷たいですか?
本場では、ブンはゆでて冷ました状態で出され、タレと肉は温かいのが一般的です。冷たすぎない麺と温かいタレの組み合わせが、食べやすさにつながっています。
Q. パクチーが苦手でも食べられますか?
香草は自分で加える料理なので、苦手なものは入れずに食べられます。ただし、お店での提供内容はスタッフへご確認ください。
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